top of page
ホーム: Blog2
検索
メディアの取材は自衛隊の運用事項?(その2)
「メディアの取材は自衛隊の運用事項?」で紹介したのと全く同じ不開示が、他の事態でも行われていたので紹介する。 2023年4月に金 正恩 朝鮮労働党総書記が軍事偵察衛星の打ち上げを指示したことを受けて、防衛大臣はPAC-3迎撃ミサイル部隊の沖縄展開を含む「弾道ミサイル等に対...
メディアの取材は自衛隊の運用事項?
図1は 2023年 11月29日 に発生した 屋久島沖米軍オスプレイ墜落事故 での防衛省の対応マニュアルである。 本文(図2)中に「3 報道関係者の関心事項」の項目が全て不開示とされている。 開示決定通知書の理由(図3)によると、不開示箇所は「自衛隊の運用に関する情報」...
後退する防衛省の情報公開―前回開示が今回不開示
一般に情報公開においては、過去に不開示であったものでも時間を経て秘匿の必要性がなくなったものについては開示されると考えるのが一般国民であろう。 ところが防衛省はそのような考えとは逆のようである。 同省は過去に開示した箇所を、時間を経て不開示としてしまうのである。...
防衛省は何を隠したかったのか:訓練資料「射撃用語」
情報公開請求で防衛省が開示した文書に一部不開示 (墨消し) が施されることはよくあるが、これが審査請求 (異議申立) で覆されることはそれ程多くない。 この度、「令和6年度(行情)答申第162号」 ( https://www.soumu.go.jp/main_conten...
新内閣広報官 小林麻紀氏は外務省室長時代に国賠訴訟で敗訴の経歴
内閣広報官に外務省出身の小林 麻紀 氏が7月1日付けで就任する(YAHOO!Japanニュース)。 同氏には外務省外交記録・情報公開室長時代に本会の情報公開請求の受け取りを拒否し、国賠訴訟で敗訴した黒歴史があることを紹介したい。 裁判の発端となったのは、開示請求者(桜井...
同一文書を外務省は開示、防衛省は不開示―それでも不開示決定は妥当という答申
下は、本会の情報公開請求で開示された同一文書である(左が外務省、右が防衛省)。 国会答弁想定であるが、外務省は答弁部分を開示、防衛省は不開示とした。 防衛省の不開示に対する審査請求では、当然のことながら、防衛省の不開示は不当と判断されると思われたが、情報公開・個人情報保護審...
ニュースの背景:特定秘漏洩事件が海自OBに与えた影響
2022年12月26日、海上自衛隊情報業務群1司令(1等海佐)が元自衛艦隊司令官に対して特定秘密を漏らした事案について、防衛省が調査結果とその処分を公表。 その後、再発防止策として以下の措置が講じられた。 ① 情報部署の職員はOBに対するブリーフィングを禁止。...
開示された不開示箇所―空自通達
以下は2018年の航空幕僚長通達一覧からの抜粋である。テキストを黄色でハイライト表示した箇所は、最初の開示決定で不開示(墨消し)とされた箇所である。異議申立の後、情報公開・個人情報保護審査会の答申を受けて改めて開示された。 見ての通り、当初不開示とされた理由が全く分からない。
ニュース短信:防衛省 令和6年度予算関連想定問答を不開示―姑息な国会対策が見え見え
防衛省が、今国会での審議の対象となる令和6年度予算関連法案に関する想定問答について、155頁にわたる文書のうち表題以外は全て不開示とし、いわゆる「のり弁」状態で開示実施を行った。 それが「令和6年度予算関連法案基本想定」だ。...
ニュース短信:国民保護の問題点を隠した黒幕は空幕防衛課
ニュース短信:国民保護の問題点を隠す防衛省で報じたところだが、この不開示の黒幕が航空幕僚監部防衛部防衛課であったことが明らかになった。 今回の一部不開示決定を受けて、開示決定に係る決裁文書を情報公開請求したところ、同課がこの不開示を決定していた(下が決裁文書)。...
ニュース短信:不開示決定で不祥事を隠す防衛省
海上自衛隊第4術科学校は、後方支援の職種の中で、「経理」、「補給」、「給養」、「監理」(業務管理)などの術科を教育する機関である。 同校は、部内向け機関誌『4術校』を発行している。 本会の情報公開請求により第115号(2021年度発行)が開示され、中には以下の記事が掲載され...
ニュース短信:開示請求の取下げに注意―外務省は手数料没収
情報公開請求を行って、開示決定前に取り下げた場合、大方の省庁は開示実施手数料を返還(開示請求書の返送)をしてくれる(下図は防衛省の例)。 ところが外務省の場合は没収されてしまう(下図)ので注意が必要だ。
ニュース短信:防衛省は「働かないおじさん」か!?―1ファイルのコピーに40日
最近受けた開示決定通知(図1。なお通知書の関連箇所を抜粋した)には驚いた。 電磁的記録(PDFファイル)1個の複写の交付に対して、開示実施申出から40日かかるというのである。 この開示請求では、開示対象文書の電磁的記録が既に存在し、不開示(墨消し)の措置をする必要がないにも...
ニュース短信:国民保護の問題点を隠す防衛省
情報公開請求により防衛省が開示した空自部内研究メモで、離島における国民保護という今日重要なテーマの研究があったのだが、国民保護の問題点を指摘した箇所がほぼ不開示であった。 不開示理由は以下の通りだが、推測されて困るのは、自衛隊には国民保護ができないという現状なのだろうか。
ニュース短信:外務省が存在する資料を見落として不開示決定―審査会が「慎重さに欠ける不適切な対応」と指摘
外務省が、情報公開請求に対して、文書が存在するにも関わらず、これを見落とし、不開示決定していたことが明らかになった。 情報公開・個人情報保護審査会は「慎重さに欠ける不適切な対応」(答申書3頁)とこれを批判している。 令和5年8月10日(令和5年度(行情)答申第245号)...
ニュース短信:情報公開審査会 陸自基礎情報隊を巡る不開示で不当な答申
既に本HPで陸上自衛隊基礎情報隊隊員の氏名を防衛省が公表していることを紹介(ニュース:頭隠して尻隠さず―防衛省のお粗末な情報保全―)。同省が陸上自衛隊基礎情報隊隊員の氏名を不開示とする理由がないことは明らかになったはずであった。...
ニュース:情報公開に対する外務省の怠慢―異議申立てから18年後の処分取り消し
下は情報公開請求に対する異議申立てに対して、外務省が取り消しの決定通知書である。 日付を見て欲しい。平成17(2005)年2月28日に行われた異議申立てに対して、18年後にようやく決定を下したのである。 このように遅れた原因は、同省が、異議申立てから情報公開・個人情報保護審...
ニュース:お粗末な外務省の文書管理―HP掲載文書が「不存在」
情報公開請求では、同一文書であっても、紙媒体(ペーパー)と電磁的記録(Wordファイルといった電子データ)の双方を特定しなければならない。なぜなら「(ペーパーを)スキャナで読み取ってできた電磁的記録を交付する方法と既に保有している電磁的記録をそのまま交付する方法とがあること...
ニュース:頭隠して尻隠さず―防衛省のお粗末な情報保全―
1等海佐が、海上自衛隊情報業務群司令であった当時、既に退職した元自衛艦隊司令官に情勢ブリーフィングを行った際に特定秘密を漏洩したとして、懲戒免職されたことは記憶に新しい。 この事件ほど深刻ではないが、防衛省の情報保全のお粗末さに関する当会が体験した小話を紹介したい。...
ホーム: お問い合わせ
bottom of page