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防衛省は何を隠したかったのか:訓練資料「射撃用語」

軍事問題研究会編集

 情報公開請求で防衛省が開示した文書に一部不開示(墨消し)が施されることはよくあるが、これが審査請求(異議申立)で覆されることはそれ程多くない。

 参考までに以下、不開示とされた箇所(上)とその再開示(下)を掲載した。

『射撃用語』は、「艦艇による射撃《ミサイル射撃及び艦砲射撃》に関する主要な用語の教育訓練の準拠を示すことを目的」(「全文」)に策定されたものだ。

 防衛省は、「海上自衛隊の行動,運用及び教育訓練に関する情報であり,これを公にすることにより,海上自衛隊の運用要領,能力及び練度を推察され,自衛隊の任務の効果的な遂行に支障を及ぼし,ひいては我が国の安全を害するおそれがある」という理由でこれらの箇所を当初不開示としたのだが、なぜ「運用要領,能力及び練度を推察され」るのか、全く理解できない。



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