防衛省、令和7年度予算関連法案想定問答を黒塗り―国会での追及逃れが目的か
- 軍事問題研究会編集
- 2月19日
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防衛省は毎年、予算関連法案に関する想定問答を作成しているのだが、令和7年度予算関連法案の想定問答を情報公開請求したところ、最初の開示は1枚目のみ、しかも「問」が掲載されている箇所を全て黒塗りにするという「暴挙」に出た。
昨年(令和6年)度も最初の開示は1、17、18枚目だけであったが「問」が不開示となることはなかった。
防衛省は不開示の理由を「国民の間に混乱を生じさせるおそれ」を挙げているが、本当に恐れているのは少数与党下での法案成立の遅れであろう。
同省の不開示理由の定型(「令和6年度(行情)答申第332号」2頁)に則ると、「これを公にすることにより,我が方の手の内を明かすことになり,相手方(野党)がこれを踏まえた行動をとることが可能となるなど,防衛省予算関連法案の審議に支障を及ぼす」ことを恐れているのではないか?
なお令和7年度予算関連法案想定問答はこれにとどまらない。衆参予算委員会は防衛省にその全てを提出させ、審議に挑むべきである。

【開示決定通知書の抜粋】

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