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「反撃能力」は他国防衛のためにも使用する―防衛白書が告白
以前から本誌では、我が国の「反撃能力」が他国防衛―集団的自衛権行使―に使用されると指摘してきたが、政府は今年の『防衛白書』でとうとうそれを認めた。 白書は、「反撃能力」に関する解説コラムを設け、「反撃能力は存立危機事態において行使しうるのですか?」との問いに対して以下の通り...
『防衛白書』に突然登場……「ターゲティング」とは
メデイアからは注目を集めていないが、今年の『防衛白書』の最大の目玉は「ターゲティング」ではないであろうか。この用語は、白書における我が国の防衛政策に関する記述の中では、これまで登場したことがなかった。 白書は、静かに以下の通り宣言する(226頁)。...
国土防空と敵領域攻撃は密接不離―空幹校がウクライナ紛争から得た教訓
敵基地攻撃能力を言い換えた「反撃能力」について、今年の『防衛白書』は、「弾道ミサイル等による攻撃が行われた場合、そのような攻撃を防ぐのにやむを得ない必要最小限度の自衛の措置として、相手の領域において、わが国が有効な反撃を加えることを可能とする」(213頁)と説明している。...
ニュース:安保3文書の根拠となった「現実的なシミュレーション」は全文不開示
昨年12月に策定された、いわゆる安保3文書の閣議決定後の記者会見の冒頭発言で岸田 総理は、「各種事態を想定し、相手の能力や新しい戦い方を踏まえて、現在の自衛隊の能力で我が国に対する脅威を抑止できるか。脅威が現実となったときにこの国を守り抜くことができるのか。極めて現実的なシ...
ニュース:空母「いずも」は第2列島線での航空戦を担当―空自隊内誌『鵬友』での論考
ヘリ搭載護衛艦(ヘリ空母との評価もあったが)として就役したはずの護衛艦「いずも」。 その後、短距離離陸垂直着陸機(STOVL機)であるF-35B戦闘機を搭載可能とする改修工事を経て、2021年10月3日に米海兵隊F-35Bによる発着艦検証作業を実施し(「護衛艦『いずも』への...
防衛省省内検討資料から見た「存立危機事態」の論点
『軍事民論』第709号(2023年1月31日発行)…9頁 昨年12月、いわゆる安保3文書―国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画―が制定され、我が国の戦後防衛政策の大転換となる反撃能力が導入が決定された。 今年1月11日(米国時間)に開かれた日米安全保障協議委員会で...
ニュース:内閣法制局、安保3文書に意見なし―3文書は有識者提言前に完成か?
我が国の戦後防衛政策の大転換となる反撃能力が導入が決定された安保3文書―国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画―に対して、内閣法制局が意見を付けなかったことが、本会の情報公開請求に対して同局が開示した応接録(下図)から明らかになった。...
反撃能力(敵基地攻撃)関連本会所蔵資料一覧
安保3文書で問題となっております反撃能力(敵基地攻撃)に関連する本会所蔵資料をご紹介申し上げます。 資料番号をクリックすると抜粋にアクセスできます(一部除く)。 【法理論関連】 (資料番号:06.10.4-1)「国際法と先制的自衛」『レファレンス』04年4月号...
防衛研究所が部内研究で中国との『戦闘構想』を提言―航空優勢阻止のためにミサイルで中国飛行場を撃破せよ―
防衛省・自衛隊のシンクタンクである防衛研究所が、中国との戦争を想定した『戦闘構想』を部内で取りまとめたことが、本会の情報公開請求により防衛省が開示した部内研究報告書から明らかになった。 それが、「将来の戦闘様相を踏まえた我が国の戦闘構想/防衛戦略に関する研究」(防衛研究所令...
「弾道ミサイル防衛」から「統合ミサイル防空」へ―真の狙いは米軍との共同交戦態勢の確立―
年内改定が予定される国家安全保障戦略など3文書に、米国が推進する「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」の確立を明記する検討に入ったと報じられています(統合ミサイル防衛を明記 「反撃能力」併せ、日米連携―安保3文書)。 「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」の真の狙いをまとめた本...
12月月例研究会「専守防衛と敵基地攻撃」
【テーマ】専守防衛と敵基地攻撃 敵基地攻撃能力の保有で障壁となっている専守防衛政策について考える。 【日 時】12月17日(土)午後3時~5時(2時45分開場) 【場 所】赤城会館(JR・地下鉄東西線「飯田橋」駅) 【参加費】本会会員¥1千円 その他¥2千円...
集団的自衛権行使であれば「武力攻撃発生前」から反撃できる―「安保3文書」改定の論点を巡る問題点―
今年末までに「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛計画」―いわゆる「安保3文書」―が改定される。 これに先駆けて安保3文書改定のための有識者会議(「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」)が、11月22日に「『国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議』...
区別されるべき敵基地攻撃と先制攻撃―混同されがちな敵基地攻撃、戦略爆撃、先制攻撃の違いを整理する―
公明党の佐藤茂樹・外交安全保障調査会長が11月27日のNHK番組で、相手国のミサイル発射拠点などをたたく反撃能力(敵基地攻撃能力)について、日本と密接な関係にある他国への攻撃で日本の存立が脅かされる「存立危機事態」でも行使が可能との見方を示したと報じられています(『毎日新聞...
ニュース短信:日本政府、米巡航ミサイル「トマホーク」購入関連
「日本政府が、米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入を米政府に打診していることがわかった」と報じられています(https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221027-OYT1T50301/)。...
新刊:「安保3文書関連資料集」
いわゆる安保3文書―国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画―の改定が今年末にも予定されております。 これまで本会が情報公開請求等で集めた資料から、この問題を考える上で参考になる関連資料(合計621頁)をPDFファイルで1枚のCD-Rにまとめましたので、ご案内申...
ニュースの背景:巡航ミサイルは「反撃能力」にならない―戦例が示す「巡航ミサイルは先制第一撃兵器」
(2022年9月4日修正) 政府が導入を決めている長射程巡航ミサイルについて、1000発以上の保有を検討していることがわかったと報じられている(長射程ミサイル、「反撃能力」1000発以上の保有検討…中国との数の格差埋める狙い)。台湾有事も念頭に、南西諸島から九州を中心に配備...
ニュース短信:防衛省が所蔵する敵基地攻撃関連文書は322件以上
防衛省に対して敵基地攻撃関連文書を当会が情報公開請求したところ、同省が特定した文書は322件以上。その一覧(PDFファイル)は以下のURLからダウンロードできる。 https://disk.serversman.net/ticketgate/51ab381de2da28a5...
ニュース短信:元防衛審議官が、専守防衛の見直しと敵基地攻撃能力に対する慎重論を発表
真部 朗 元防衛審議官が、専守防衛の見直しと敵基地攻撃能力に対する慎重論を発表(ここをクリックすると論文にアクセス)している。 以下は、論文から特に注目すべきセンテンス4つを抜粋した。 ○ 第二に、専守防衛は、国際法の観点から見て必ずしも特殊な原則ではない。国際法上、武力の...
情報提供:日米安保政策会合で日本の「反撃能力」議論
以下のNHKニュースで紹介されたCSISでの小野寺 元防衛大臣の報告は、CSISのHPで視聴できます。URLは以下の通りです。 https://www.csis.org/events/spear-and-shield-japans-defense-strategy-traj...
ニュース:敵基地攻撃と集団的自衛権―存立危機事態なら「着手」前から攻撃可能―
ニュース:敵基地攻撃と集団的自衛権―存立危機事態なら「着手」前から攻撃可能― *ここをクリックするとニュース抜粋(PDFファイル)がダウンロードできます。 □ 頒価¥200円(前金制) 上記ニュース全文(PDFファイル×2頁)を読みたい方は、下記本会口座まで¥200円をお振...
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