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防衛省部内資料から見た統合作戦司令部の論点
『軍事民論』第740号 (9月1日) …11頁 防衛省部内資料から見た統合作戦司令部の論点 〔解説:「指揮」下になくとも米軍の命令は下る…それが「作戦統制」〕 日本政府が統合作戦司令部の創設を、これを受けて米政府が在日米軍の統合司令部化をそれぞれ決定したことから、自衛隊が...


上陸作戦での水陸両用車「AAV7」の水上航行要領―陸自訓練資料より
『軍事民論』第739号 ( 8月1日 発行) …10頁 上陸作戦での水陸両用車「AAV7」の水上航行要領―陸自訓練資料より 敵に占領された島嶼を奪回 (メディアでは「奪還」と称されることが多いが、陸自の正式用語は「奪回」)...


陸上自衛隊が見た米海兵沿岸連隊(MLR)の戦い方―陸上自衛隊教育訓練研究本部「教訓詳報」より―
『軍事民論』第738号(7月1日発行)…10頁 陸上自衛隊が見た米海兵沿岸連隊(MLR)の戦い方―陸上自衛隊教育訓練研究本部「教訓詳報」より― 2023年1月11日、ワシントンDCにおいて日米防衛及び外務トップによる日米安全保障協議委員会(SCC)が開かれた。同協議では、沖...


部内教育資料から見た自衛隊精神教育
『軍事民論』第737号(6月3日発行)…10頁 部内教育資料から見た自衛隊精神教育 【訓育ハンドブック】 海上幕僚監部が編纂した精神教育資料に「訓育ハンドブック」というものがある。 情報公開請求で偶然開示されたものだが、内容がなかなか面白い。海上自衛隊が旧海軍の伝統を意識し...


米軍が規定する他国間共同作戦での指揮系統―防研部内研究より
『軍事民論』第735号(4月30日発行)…5頁 米軍が規定する他国間共同作戦での指揮系統―防研部内研究より 岸田 総理が訪米し、そこで発表された「日米首脳共同声明」(4月10日)で自衛隊と米軍との指揮・統制の連携強化に踏み込んだことで、自衛隊が米軍の指揮下に入るとの批判を...


反撃能力(敵基地攻撃)は平時から行使できる―政府部内資料から得た結論
『軍事民論』第733号(4月1日)…6頁 反撃能力(敵基地攻撃)は平時から行使できる―政府部内資料から得た結論 いわゆる安保3文書で正式に導入が決定された反撃能力の名の下に、政府は敵基地攻撃能力の保有を進めている。 この反撃能力について、安保3文書のうちの「国家安全保障戦略...


『解放軍報』が見たF-35戦闘機の欠陥―空幹校航空研究センター『研究瓦版』より
『軍事民論』第732号(2024年3月28日発行)…8頁 『解放軍報』が見たF-35戦闘機の欠陥―空幹校航空研究センター『研究瓦版』より 2019年4月9日、米国から導入したばかりの最新鋭戦闘機F-35Aが三沢基地(青森県)東方約135㎞付近の洋上に墜落した。...


人工知能と戦いの階層(戦略~作戦~戦術)
『軍事民論』第731号(2024年3月4日発行)…6頁 人工知能と戦いの階層(戦略~作戦~戦術) ―海幹校部内研究「軍事作戦における人工知能活用の限界」より― 人工知能(Artificial Intelligence: AI)が将来の戦争様相を大きく変える「ゲームチェンジャ...


海上自衛隊におけるAIの活用―海幹校特命研究「AIに関する人材育成について」より―
『軍事民論』第730号(2024年3月1日発行)…7頁 海上自衛隊におけるAIの活用 ―海幹校特命研究「AIに関する人材育成について」より― 人工知能(Artificial Intelligence: AI)の軍事利用について、各国で研究開発が進められている。...


金正恩政権の対外政策―防研部内研究より
『軍事民論』第729号(2024年2月1日発行)…8頁 金正恩政権の対外政策―防研部内研究より 防衛省・自衛隊のシンクタンクである防衛研究所は、「防衛研究所の調査研究に関する達」に基づき部内研究報告書を毎年作成しているが、その殆どが部外には公表されることがない。...


海自HPでは隠されていた「海上自衛隊戦略指針」の素顔
『軍事民論』第728号(2024年1月31日)…8頁 情報公開請求で明らかになった 海自HPでは隠されていた「海上自衛隊戦略指針」の素顔 海上自衛隊ホームページに「海上自衛隊戦略指針」が掲載されているのをご存じだろうか。...


尖閣諸島を巡る日中の軍事戦略―中国の「漸進的な拡張」vs 日本の「柔軟抑止」―
「中国、東シナ海「防空識別圏」境界付近に常時3隻以上の軍艦…海自の新型護衛艦とにらみ合い」が報じられています(『讀賣オンライン』1/28(日) 5:00配信)。 そこで中国の「三戦」の手段として「防空識別圏」の設定が行われていることを論究した本誌バックナンバーをご紹介致しま...


台湾支援を巡る米国議会の動向―防研部内研究より
『軍事民論』第727号 (2024年1月9日) …5頁 台湾支援を巡る米国議会の動向 ―防研部内研究より 従来から中国による台湾武力統一に対する米国政府の態度は、侵攻への軍事介入の有無を明確にしない「戦略的曖昧さ」 (曖昧戦略) であったことは知られている。 その一方で、この問題に関する米国議会の動向について我が国に紹介されることは少ない。 防衛省・自衛隊のシンクタンクである防衛研究所がその動向についてまとめた部内研究 (右がその表紙。 ここ をクリックすると抜粋(PDFファイル)がダウンロードできる) が、本会の情報公開請求により、最近防衛省が開示したので紹介したい。 本報告書には日付がないが、本研究の実施期間は2022年4月~2023年3 月(「令和4年度調査研究実施報告書」(防衛研究所)98頁) 。また開示請求は2023年6月だったので、この時点では完成されていた。 以下、本報告書の第2章1~2を抜粋・紹介する。なお原本の脚注は全て省略した。 【その他掲載記事】 日米ガイドラインと柔軟抑止選択肢 (FDO)―空自幹部の論考


中国人民解放軍の着上陸作戦に対して台湾軍が抱える問題点―防研部内研究より
『軍事民論』第682号(2021年11月25日発行…7頁 中国人民解放軍の着上陸作戦に対して台湾軍が抱える問題点 ―防研部内研究より 近年、台湾有事の危険性が盛んに喧伝されている。 今年3月6日に開かれた米上院軍事委員会公聴会において、デービッドソン米インド太平洋軍司令官が、6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言したことは、我が国にも衝撃を与えた。 これを裏付けるかのごとく、中国による台湾への軍事圧力も今年に入り急激に強まっている。中国軍機による台湾の防空識別圏への侵入は、2020年9月16日~10月31日までに述べ76機だったのが、2021年4月5日~5月15日間では113機にまで増加している (防衛研究所『NIDSコメンタリー』第168号〔2021年6月8日〕) 。 こうした中国による防空識別圏への頻繁な進入に台湾軍は耐えきれず、スクランブルによる対処を諦め、地上からの監視に変更したことを台湾国防部は立法院 (国会) で明らかにしている (「台湾海峡にらみ合う大国」2021年6月6日付『朝日』第14版第1面) 。...


自衛隊が見た中国の領域横断作戦―統幕学校部内研究より
『軍事民論』第726号(1月4日発行)…8頁 「自衛隊が見た中国の領域横断作戦―統幕学校部内研究より」 現在、防衛力整備計画(2023~27年)で43兆円という多額の予算を保障された自衛隊は防衛力増強を進める一方、その運用に関しては領域横断作戦に重点を置いている。...


「客観的に尖閣諸島が日本の施政下にあるとは言えない」 ―政府見解を否定した統幕学校部内研究―
日中対立を引き起こしている問題の1つである尖閣諸島について、政府は一貫して「日本国の施政の下にある領域」(「東シナ海の領海防衛に対する政府の考え方に関する質問に対する答弁書」)(注)との立場を取っている。 ところが統合幕僚学校の部内研究が、「現在、客観的に尖閣諸島が日本の施...


データで見る自衛隊2023年度―予算委員会要求資料から
『軍事民論』第725号(2023年12月1日発行)…14頁 「データで見る自衛隊2023年度―予算委員会要求資料から」 我が国の省庁のうち、その実態が明らかになるデータを出し渋る組織の1つが防衛省・自衛隊だ。このため客観的なデータを揃えることが困難であることが、この組織を論...
台湾有事―南西諸島における国民保護と港湾破壊
『軍事民論』第723号 (10月2日)…9頁 台湾有事 (中国による台湾侵攻) の懸念が強まる中、その波及の懸念から我が国政府は南西諸島における国民保護に本腰を入れている。中でも台湾に最も近い与那国島には、7月に松野 官房長官が訪れ、有事の際に住民が速やかに避難できるよう、空港や港の機能拡充などの検討を進めていく考えを伝えたと報じられている *1 。 その一方で、防衛省・自衛隊は既に問題点を洗い出しているにも関わらず、それを国民に明らかにしようとしない *2 。 そこで今回、主に陸上自衛隊の部内資料を基に検討を試みた。すると以下の問題点が浮かび上がり、現在検討されている島外避難の非現実性が明らかになった。 ① 武力攻撃予測事態以前から敵 *3 による港湾への妨害が始まる。 ② このため国民保護法の発動を待っての船舶による島外避難は間に合わない懸念がある。 ③ その一方で、敵の利用を阻止するため、陸自は我が港湾の破壊を検討している。 ④ 港湾破壊対象の優先度1位は与那国島。 ⑤ 「与那国町避難実施要領のパターン」 (以下「


重要土地調査法で届出の対象となる「契約」とは―内閣府政策統括官(重要土地担当)部内資料より
『軍事民論』第722号(9月1日発行)…7頁 重要土地調査法で届出の対象となる「契約」とは ―内閣府政策統括官(重要土地担当)部内資料より― 「重要土地調査法」(「重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律」)は国民の権利に重大な影...


中国「三戦」を実施する人民解放軍組織―防研部内研究より
『軍事民論』第721号(2023年7月31日発行)…6頁 中国「三戦」を実施する人民解放軍組織 ―防衛省部内研究より 安全保障に関わる中国の活動における重要なキーワードとして「三戦」が存在する。 三戦は、2003年12月に改定された「人民解放軍政治工作条例」において規定された中国の公式概念である。 三戦とは、輿論戦、心理戦、法律戦という3つの非軍事的闘争手段を指す。なおこの3つは相互に不可分である。 輿論戦とは自軍の敢闘精神を鼓舞し、敵の戦闘意欲を弱めるために内外の輿論の醸成を図る活動を言う。心理戦は、敵軍の抵抗意思の破砕と自軍の心理防護を目的とする。法律戦は、法的主張を通じて法理の優勢を取り、政治的主導権と軍事的勝利を勝ち取るための闘争行動を言う。 以上の内容は、今日良く知られているが、これらを実施する人民解放軍組織については、これまであまり知られてこなかった。 そこで、「 中国の影響力工作に関する研究 」 (防衛研究所令和3年度所指定研究成果報告書) が、それら組織の実態について解析しているので、当該箇所を抜粋・紹介する。 【本誌
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