ウクライナ紛争において独自に部隊を派遣するロシア民間軍事会社「ワグネル」創設者が、東部ルハンスク州などで約200㎞の防衛線「ワグネル・ライン」の設置を表明したと報じられている(「プーチンの料理人」は軍事企業創設者…プリゴジン氏、政界入り画策？侵略「貢献」強調)。そしてこの防衛戦の狙いが対戦車防御にあるとの指摘がなされている(傭兵集団ワグネル、対戦車防御施設を建設 衛星画像で判明)。
そこで対戦車障害はどのように構築されるのか？陸上自衛隊訓練資料7-04-11-61-1「野戦築城第3部」から関連部分を抜粋･紹介する。
現在、ウクライナとの国境地帯に「竜の歯」と呼ばれる障害物を設置して防御態勢を整えていると報じられているが(『ニューズウィーク日本版』2022年12月11日)、この対戦車障害は特別なものではなく、同訓練資料によれば右図の通り設置される。
第706号(2022年12月12日発行)…7頁
ウクライナ紛争「ワグネル・ライン」はどのように構築されるのか
―陸自訓練資料から知る対戦車障害―
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第688号「軍事目標の国際法―空幹校教育資料『国際法規』より」
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