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「台湾有事」態勢はどこまで進んでいるのか―防衛省部内検討の進捗状況

  • 軍事問題研究会編集
  • 5 日前
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『軍事民論』第765号(2025年10月1日発行)・・・11頁

「台湾有事」態勢はどこまで進んでいるのか―防衛省部内検討の進捗状況

 防衛省が台湾有事を念頭に南西諸島に部隊展開を図る上で支障となる課題を抽出、その対処を検討していることは、本会ニュースで紹介した。ただし同号での紹介はその一部にとどまっていたので、今号では筆者が把握した限りの全体状況を紹介したい。

 まず手がかりとなるのが、同号でも紹介した「防衛政策・防衛力のあり方等について~自衛隊の運用上の課題~」(4.4.5 防衛省)〔以下「自衛隊運用上の課題」〕だ。同資料で取り上げられた課題をお復習いしてみよう。

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【小見出し】

はじめに

1. 「台湾有事」上の制約に係る検討 2. 一応の目処が付いた事項

 (1) 民間船舶の徴用と自衛艦化

 (2) 有事における空港・港湾機能の維持

 (3) 空港・港湾の優先利用

 (4) 風車による安全保障への影響の回避

3. 未解決の事項

 (1) 民間航空機の徴用

 (2) 特定利用空港・港湾の指定

 (3) 部隊展開の際の施設・土地使用の確保

 (4) 電波の円滑な利用の確保

 (5) 弾薬・火薬・燃料等の物資の柔軟な運搬・保管

4.有事の鉄道利用

5.現職自衛官が求める新たな有事立法―個人情報の軍事利用

 (1) 対象となる個人情報

 (2) 自衛隊による個人情報収集への制約

 (3) 想定される事態と自衛隊が求める個人情報

 (4) 具体的な取り組みに関する提言

 以 上


【関連バックナンバー】

「空港業務・航空運送事業等に係る申合せで防衛省は何を狙っているのか―真の狙いは空港従業員の予備自衛官化―」 *ここをクリック

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