「12式地対艦誘導弾」の射撃指揮―陸自訓練資料「12式地対艦誘導弾(制定案)」より
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『軍事民論』第764号 (2025年9月8日) …8頁
(掲載記事) ①「12式地対艦誘導弾」の射撃指揮―陸自訓練資料「12式地対艦誘導弾(制定案)」より ②レゾリュート・ドラゴン25に関する防衛局地元説明資料
①「12式地対艦誘導弾」の射撃指揮―陸自訓練資料「12式地対艦誘導弾(制定案)」より スタンド・オフ防衛能力向上の一貫として「12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型)」の配備が決定した(読売新聞オンライン)。
また現行の「12式地対艦誘導弾」も日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン25」において、米陸軍のタイフォン・ミサイルシステムと共に「多層的かつ統合的な火力投射能力を発揮」(「III MEF to Participate in Exercise Resolute Dragon 25」)すると期待されている。
現行の「12式地対艦誘導弾」のプラットフォームの運用について定めたマニュアルとして「12式地対艦誘導弾(制定案)」(陸上自衛隊訓練資料第3-04-03-26-27-0号)が存在する。

本号では、同訓練資料の第1編「第2章 対艦射撃」から射撃指揮に関して記述した第3節を抜粋・紹介する。能力向上型になっても基本的な運用はこの訓練資料と大きく変わることはないと思われる。
なお本文中に(不開示)とあるのは、防衛省の不開示決定により墨消しの措置を施された箇所である。その長さにかかわらず一律に表記した。
②レゾリュート・ドラゴン25に関する防衛局地元説明資料
台湾有事を念頭に置いた大規模な日米共同実動訓練「レゾリュート・ドラゴン25」が9月11~25日にかけて実施される。
同訓練は2021年から毎年行われているが、今年は過去最大規模となる。
マスコミは訓練の大まかな全体像を紹介しているが、個々の地域で何が行われているか紹介していない。
そこで、各地方防衛局の地元(主に自治体)説明資料から同訓練が行われる演習場での訓練内容や関連する基地の利用状況を抜粋・紹介する。

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