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3月月例研「集団的自衛権行使とターゲティング」

軍事問題研究会編集

【日 時】3月15日(土)午後3時~5時(2時45分開場)

【テーマ】集団的自衛権行使とターゲティング

【参加費】本会会員¥1千円/その他¥2千円

【場 所】赤城会館(JR・地下鉄東西線「飯田橋」駅) 【予約制】3月13日(木)までにご住所(メディア関係者はご所属メディアでも結構です)氏名を明記の上、本会アドレスttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jpまで「3月月例研参加希望」とお申し込み下さい。

 なお領収証をご希望の方は当日ご用意致しますので、申込時に宛先・但書をご指定の上、お申し付け下さい。

【検討資料】

(資料番号:23.2.1-2)「平成27年4月13日 『存立危機事態』について」

(資料番号:23.1.28-1)「研究瓦版(4-16)ターゲティングに関する基礎的な事項」(2022年10月3日 航空自衛隊幹部学校航空研究センター)

(資料番号:23.1.27-1)「反撃能力について」(2022年12月 防衛省)

(資料番号:25.1.6-1)「集団的自衛権行使が可能になることによる日米の情報交換リスト」(27.6.4 防衛省防衛政策課 日米防衛協力課 調査課)

(資料番号:05.1.7-1)「情報教範」(海上自衛隊教範第211号)

 *資料番号とは、本会所蔵資料の保存・整理のために本会が任意で付けた番号。


(検討内容)

 新たに改定された「安保3文書」に基づき政府は、他国領土を攻撃できる「反撃能力」の整備を進めている。

 長距離ミサイルを中心とする「反撃能力」であるが、これが我が国単独で行使されることはない。「弾道ミサイルなどの対処と同様に、日米が協力して対処していく」(注1)こととなっているからだ。

 即ち「反撃能力」は集団的自衛権と密接に関わる問題なのである(注2)

 また日本の反撃能力(長距離ミサイル)を日米共同で使用する場合、最大の問題点は目標選択である。

 台湾有事であれ、朝鮮有事であれ、日本としては我が国に飛来する弾道ミサイル等の策源地を叩くために使いたいとしても、米軍は他の優先度の高い目標を狙いたいかもしれない。そして現時点では、目標情報の全てを米軍が握っている。

 攻撃目標の選択に関するプロセスを米軍ではターゲティング(Targeting)と称している。

 以 上の理由から、本例会では、集団的自衛権とターゲティング関わりについて検討したい。

(注1) (資料番号:23.1.27-1)「反撃能力について」(2022年12月 防衛省)12頁。内閣法制局が安保3文書関連で開示したもの。同局の応接録(ここをクリック)から、防衛省が同局へ提出したものと分かる。

(注2) 反撃能力(敵基地攻撃)は平時から行使できる―政府部内資料から得た結論」 ここをクリック


【レジュメの頒布】

 頒価:本会会員¥300円/その他¥500円 *お申し付け戴ければ領収証を発行致します。

 当日御参加できない方にはレジュメ(PDFファイル。A4×12頁)を頒布致します。

 下記本会口座にお振込み戴くと共に、本会アドレスttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jpまで「3月月例研レジュメ希望」とお申し込み下さい。なお送付は月例研開催後となりますので、予めご承知おき下さい。


(レジュメ構成)

1.集団的自衛権と存立危機事態

(1) 集団的自衛権とは

① 従来の見解

② 集団的自衛権行使容認の政府見解の構造

(2) 存立危機事態とは

① 定義

② 該当性を判断する際の要素

③ 武力攻撃事態等との相違

④ 武力攻撃事態等と「存立危機事態」との関係

2.ターゲティングとは

(1) ターゲティングに関する基礎事項

① 定義

② ターゲティングの原則

(2) ターゲティングと目標

① ターゲティングと効果の関係

② ターゲティングとターゲットの分類

(3) 優先順位付けと考慮事項

3.「反撃能力」と日米協力

(1) 「反撃能力」について

(2) 「反撃能力」の対象

(3) 日米の役割分担

(4) 日米共同対処

4.集団的自衛権行使ができることで可能となった日米の情報交換

(1) 攻撃国に関する情報

(2) 被攻撃国に関する情報

(3) 自衛隊・米軍の活動状況に関する情報

(4) その他関係する国に関する情報

5.敵に関する情報収集項目―海自「情報教範」より

(1) 戦力組成(「OB」)

① 兵力:部隊、装備品等、人員の量及び質

② 組織・編成

③ 配備

④ 基地

⑤ 通信電子

⑥ 士気・練度

⑦ 後方支援能力

(2) 動静

① 動静とは

② 動静探知の留意事項

(3) 作戦能力

① 検討対象

② 検討方法

③ 作戦能力に影響を与える要因

 以 上


(振込先:郵便振替)

【郵便局でのお振込みの場合】

口座番号:00110-1-44399

加入者名:軍事問題研究会


【銀行またはインターネット・バンキングでのお振込みの場合】

銀行名:ゆうちょ銀行

金融機関コード:9900

 店番:019

 預金種目:当座

 店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店)

 口座番号:0044399

 加入者名:軍事問題研究会

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