日米両政府はそれぞれ新たに統合司令部を創設することで、指揮・統制面での一層の連携強化を図ろうとしている。
これに対して我が国では肯定・否定の意見が対立するが、両者ともそもそも日米において「指揮権」についての概念が異なることを見落としている。
本例会では、日米の「指揮権」の概念の違いや、更に共同作戦における指揮系統の様々な形態を理解する機会としたい。
【日 時】8月24日(土)午後3時~5時(2時45分開場)
【場 所】赤城会館(JR・地下鉄東西線「飯田橋」駅)
【テーマ】「共同作戦と指揮系統」
【検討資料】
「米軍における指揮統制関係」(防衛研究所特別研究成果報告書)
海上自衛隊幹部学校「アメリカ海軍の作戦(連載)」
「多国間の共同(連合)作戦に指揮権等が及ぼした影響に関する調査研究」(統幕学校部外委託研究)
【参加費】本会会員¥1千円/その他¥2千円
【予約制】8月22日(木)までにご住所(メディア関係者はご所属メディアでも結構です)・氏名を明記の上、本会アドレスttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jpまで「8月月例研参加希望」お申し込み下さい。
なお領収証をご希望の方は、申込時に宛先・日付・但書をご指定の上、お申し付け下さい。
【関連情報】 『軍事民論』第735号(4月30日発行)…5頁
米軍が規定する他国間共同作戦での指揮系統―防研部内研究より *ここをクリック
【レジュメの頒布】
頒価:本会会員¥300円/その他¥500円 *お申し付け戴ければ領収証を発行致します。
当日御参加できない方にはレジュメ(PDFファイル。A4×15頁程度)を頒布致します。
下記本会口座にお振込み戴くと共に、本会アドレスttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jpまで「8月月例研レジュメ希望」とお申し込み下さい。なお送付は月例研開催後となりますので、予めご承知おき下さい。
(レジュメ構成)
1.用語の定義
(1) 自衛隊関連(教範類から)
① 指揮
② 指揮権
③ 一部指揮
④ 指揮下部隊
⑤ 統合
⑥ 統合運用
⑦ 統制
⑧ 統制権
⑨ 調整
⑩ 調整権
⑪ 作戦統制
⑫ 協同
⑬ 連合
(2) 米軍関連
① Command(指揮)
② Control(統制)
③ Command and Control(指揮・統制)
④ Combatant Command(戦闘指揮)
⑤ Operational Command(作戦指揮)
⑥ Operational Control(作戦統制)
⑦ Tactical Control(戦術統制)
⑧ Administrative Control(管理統制)
2.米軍の指揮系統(統合部隊以下)
(1) 統合部隊
① 特定戦闘軍(Specified Combatant Command)
② 統一戦闘軍(Unified Combatant Command:UCC)
(2) 地域別戦闘軍(Geographic Combatant Command:GCC)
① 概観
② 担当地域
(3) 機能別戦闘軍(Functional Component Command:FCC)
① 概観
② 機能別戦闘軍の種類
(4) 従属統一軍(Subordinate Unified Command)
(5) 統合任務部隊(Joint Task Force)
3.インド太平洋軍(USINDOPACOM)の現状
(1) インド太平洋軍(USINDOPACOM)
① 任務
② 構成
③ 特徴
④ 指揮統制関係
(2) 在日米軍(USFJ)
① 概要
② 在日米陸軍(USARJ)
③ 在日米海軍(USNFJ)
④ 第5空軍(5AF)
⑤ 在日米海兵隊(USMFJ)
4.多国間共同作戦の指揮系統
(1) 基本型
① 一体型
② 一国主導型
③ 並列型
(2) 米韓連合軍の指揮系統
以 上
(振込先:郵便振替)
【郵便局でのお振込みの場合】
口座番号:00110-1-44399
加入者名:軍事問題研究会
【銀行またはインターネット・バンキングでのお振込みの場合】
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:019
預金種目:当座
店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店)
口座番号:0044399
加入者名:軍事問題研究会
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