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  • 軍事問題研究会編集

自衛隊が見た中国の領域横断作戦―統幕学校部内研究より

更新日:1月2日

『軍事民論』第726号(1月4日発行)…8頁

「自衛隊が見た中国の領域横断作戦―統幕学校部内研究より」

 現在、防衛力整備計画(2023~27年)で43兆円という多額の予算を保障された自衛隊は防衛力増強を進める一方、その運用に関しては領域横断作戦に重点を置いている。

 統合幕僚監部は、自民党安全保障調査会勉強会説明資料の中で今後の課題と取組みの重点として「真に戦える自衛隊になるための領域横断作戦の進化」(注1)を挙げている。

 領域横断作戦とは、大まかに言えば、ある領域(陸・海・空・宇宙・サイバー)から別の領域に影響を与える作戦で、今後の先進国の軍事作戦の中心になると見られている。

 将来の領域横断作戦に備え、統合幕僚監部の教育研究機関である統合幕僚学校が各国の動向をまとめた部内研究に「各国が考える領域横断作戦の概要に関する研究」(注2)がある。同研究は、「令和元年度指定研究」として実施されたものだ。「指定研究」とは、統合幕僚長の指示する事項について実施する調査研究をいう(平成18年統合幕僚監部達第19号「研究開発に関する達」第2条)

 この中で中国が取り上げられている。公刊資料の多くが領域横断作戦については米軍について取り上げることが多く、中国に関する情報は少ない。

 そこで本号では、中国の領域横断作戦の考えについてまとめた箇所を抜粋・紹介する。

 なお原文の脚注は全て省略した。

(注1) (資料番号:23.12.5-1)「自民党安全保障調査会【発表要旨】」(4.4.5 統合幕僚監部)1頁。なお資料番号とは、所蔵資料の保存と整理のために本会が任意で付けた番号である。

(注2) (資料番号:23.8.10-1)「各国が考える領域横断作戦の概要に関する研究」(2021年3月25日 統合幕僚学校)ここをクリックすると抜粋(PDFファイル)がダウンロードできます。


【その他の掲載記事】

「参考:領域横断とは?」

「林 外務大臣訪中(2023年4月1日~2日)に関する中国側対外発表」

 自由民主党安全保障調査会に提出された説明資料「林外務大臣の訪中(2023年4月1日~2日)」(2023年4月 外務省)からの抜粋。中国側の対外発表は、外務省HP「林外務大臣の中国訪問(令和5年4月1日~2日)」では紹介されていないので掲載する。

西太平洋における米中戦力比較(1999年時点と2025年時点)

 本資料は、与党の立場から安保3文書の策定に関わった「与党国家安全保障戦略等に関する検討ワーキングチーム」第7回会合(2022年11月25日)に政府が提出した説明資料からの抜粋。

 以 上


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【関連バックナンバー】

『軍事民論』第721号(2023年7月31日発行) *ここをクリック

(掲載記事)

中国「三戦」を実施する人民解放軍組織―防研部内研究より

中国の三戦に対応するための37の提言


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『軍事民論』第734号(2024年4月22日発行)…26頁 2023年軍問研ニュース・リリース一挙掲載 本会では会員に対して不定期にニュース・リリースを配信しており、本号では1~12月間に配信した記事の全文を掲載する。 記事の一覧は以下の通り。なお掲載図の省略や、紹介しているURLにはリンク切れもあるので、予めご承知おき戴きたい。 ○1月5日(木)配信(ニュースの背景:なぜ現職自衛官は秘密をOBに

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