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有事には港湾・空港を破壊して敵の利用を拒否―陸自教範『離島の作戦』に明記

軍事問題研究会編集

更新日:2023年8月13日

 陸上自衛隊施設科において、南西諸島への侵攻に対処するため、民間港の破壊の検討が行われ、その優先度1位に与那国島が挙げられていたことを以前報じたが(関連ニュース①)、その後の調査で、こうした破壊が陸上自衛隊教範に明記されていたことが分かった。

 その陸自教範が「離島の作戦(試行案)(陸上自衛隊教範5-01-01-02-28-0)である(注)。なお教範とは、「自衛隊の行動及び教育訓練を適切、かつ、有効に実施するために、部隊の指揮運用、隊員の動作等に関する教育訓練の準拠を示したもの」(昭和40年防衛庁訓令第34号「教範に関する訓令」第2条)をいう。

 同教範は、「作戦別教範類として、離島の作戦における運用原則、指揮実行上の原則及び具体的な運用要領についての記述を狙いに、所要の部隊を事前に配置して確保する要領と奪回により回復する要領を記述」(「はしがき」)したものだ。

(注) 現時点では最新版。「令和4年度教範類総括表」(陸幕訓第62号(令和4年4月14日)別冊)で確認。

【関連ニュース】

①「有事には南西諸島の民間港を陸自が破壊…敵の利用を阻止―陸自施設科部内検討」 *ここをクリック

②「防衛省 有事に備え『徴用』対象者の拡大を検討中―防衛省部内資料が開示」 ここをクリック


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