松野 官房長官は、「台湾有事」への懸念が強まる沖縄県与那国町を訪れ、有事の際に住民が速やかに避難できるよう、空港や港の機能拡充などの検討を進めていく考えを伝えたと報じられている(「台湾有事の住民避難 “空港や港の機能拡充を検討”官房長官」)。
その一方で、陸上自衛隊施設科において、南西諸島への侵攻に対処するため、港湾を「障害化」する目的で、民間港の破壊の検討が行われ、その優先度1位に与那国島が挙げられていたことが、陸自隊内誌の記事から明らかになった。
同記事によれば、軍事的観点から港湾の保持は、戦力の推進、補給物資の補給が容易になり、海岸堡の設定の迅速化、事後の内陸部における作戦に大きな影響を及ぼすという。
こうした理由から、我が港湾が敵に利用されないように前もって破壊することが検討の狙いと思われる。
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(掲載記事)
・ 離島防衛における対謀略戦―陸自教範「情報科運用」より
・ ニュース「防研シンポで島嶼防衛を巡り『島内反対派が流すデマ等により民意が誘導』―元陸幕長発言」
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(掲載記事)
・ 即応機動連隊の離島防衛作戦―陸自教範「即応機動連隊(仮称)(試行案)」より
(掲載記事)
・ 水陸機動団における指揮・統制―陸自教範「水陸機動団(仮称)(試行案)」から
(掲載記事)
・ 自衛隊南西諸島配備を陸自戦略から読み解く―狙いは中国海洋進出を阻む地対艦ミサイル火力網の形成―
(掲載記事)
・ 陸上自衛隊が想定する仮想敵の島嶼侵攻作戦―陸自訓練資料「演習対抗部隊」より―
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