広報官必携 マーケティング理論を用いた自衛隊「採用マニュアル」
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『軍事民論』第762号(2025年8月4日発行)…7頁
広報官必携
マーケティング理論を用いた自衛隊「採用マニュアル」
募集難に悩む自衛隊の中で募集業務を担当する広報官に向けに採用マニュアルが作成された。
このマニュアルは、民間企業に委託されて作成されたもので、作成条件は「地本の広報官へのアンケートやインタビューに加え、防衛省が過去に作成した製作物を参考とし、広報官が実施する募集業務の課題について分析し、改善提案を反映したマニュアルを募集対象者の区分に分けて作成する」(注)というものであった。

同マニュアルではマーケティング理論を用いた採用活動を提案しており、そのことから高卒と大卒ではその手法を異にしているしている点も興味深い。
本号では、独断と偏見で同マニュアルから興味深い箇所を抜粋してみた。
なお同マニュアルの正式名称(開示決定通知書に記載された名称)は以下の通りだ。
「高卒版 改めて知っておきたい! 採用成果向上の極意」
「大卒版 改めて知っておきたい! 採用成果向上の極意」
(注)「公告」(支担官第681号 2024年11月20日)。件名:広報官マニュアルの作成等に関する業務。
(掲載事項)
【採用ターゲット】
採用ターゲットを「自衛官になりたい人」に限定せず、「自衛隊に興味を持つ可能性がある人」もターゲットに含めることが重要という観点から、ペルソナ策定(顧客像を具体的に描くことで、ターゲットに合わせた効果的なプロモーションや製品開発を行うマーケティング手法のこと)が推奨される。
マニュアルが想定する高卒と大卒それぞれのペルソナ策定の一例を掲載。
【採用競合先】
自衛隊が採用において競合先と想定している業種。
【学生の不安に対する切り返しトーク例】
よくある学生の不安と切り返しトーク例。
【採用活動スケジュール】
就職活動の違いにより、高卒と大卒では広報官の採用活動のスケジュールが異なる。
【認知経路】
就職活動中の学生に自衛隊を認知してもらうために設けるべき接触機会。
(資料)
【自衛官候補生の募集状況(2021~2023年度)】
「<令和7年度総予算>参議院予算委員会要求資料」(防衛省 2025年2月6日)からの抜粋。
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