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在日米軍と第5空軍の指揮分離が意味するもの―在日米軍司令部の「戦闘司令部」への転換

  • 軍事問題研究会編集
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

 本年3月24日、横田基地で第5空軍司令官の交代式が実施された。メディアの注目を全く集めなかった交代式だが、在日米軍司令部の役割を変える重大な転機であったのである。

 この交代式について航空自衛隊の発表が「今回新たに第5空軍司令官が着任し、それぞれ専任の在日米軍司令官と第5空軍司令官が誕生しました」(「空幕長の米第5空軍指揮権交代式出席及び第5空軍司令官との懇談について」)と軽く触れているが、これはそれまで続いていた在日米軍司令官と第5空軍司令官の兼務の解消を意味したのだ。

【出典】『軍事民論』第640号掲載。
【出典】『軍事民論』第640号掲載。

 この兼務の解消について、米現役及び退役空軍軍人で主に構成される空軍・宇宙軍協会(Air & Space Forces Association)が運営するHP掲載記事(注1)は、米国防総省が在日米軍と第5空軍を正式に分離し、60年以上続いてきた二重指揮体制を終了させたと報じている。そして記事は在日米軍が従来の二国間安全保障、合同・二国間演習、地位協定といった分野から、「戦闘司令部」(warfighting headquarters)(注2)へと役割を転換すると断言するのである。また記事は、この狙いを在韓米軍が北朝鮮に重点を置くのと同様に、在日米軍が中国に重点を置くことにあるとしている。


(注1)出典はニュース本文にリンクを貼ってある。

(注2)訳語は次の資料に従った。(資料番号:25.7.13-1)「米国防長官、在日米軍の統合部隊司令部への拡充に関する発表」(陸自基礎情報隊 作成年月日:2025年4月7日)

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