海上自衛隊の幹部向け部内研究誌である『波涛』(http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/2403595.html)おいて、武力紛争時における避難文民を輸送する軍艦・軍用機は軍事目標であり、攻撃は免除されないと指摘し、完全な保護の下で運行し得るのは、安導券を与えられた船舶・航空機であると結論付ける記事が、集団的自衛権行使容認の閣議決定の際の安倍総理の記者会見(5月15日)に先立って掲載されていた。
筆者は海上自衛隊幹部学校作戦法規研究室に所属する海上自衛官である。
総理は記者会見で、集団的自衛権行使容認の必要性の根拠として、邦人輸送中の米輸送艦の防護を盛んに訴えていたが、国際法上の観点から軍艦による輸送は最も危険な手段であることを記事は指摘しているのである。
*** 続きを読まれたい方は ****
本ニュースは2014年8月25日に会員向けに配信したニュースです。「日本政府は「対馬丸」撃沈になぜ抗議しなかったのか?―海幹校作戦法規研究室の考察」(ここをクリック)を理解する上で必要な国際法の知識を紹介しているので改めて掲載した次第です。 ニュース全文をご希望の方は、以下の手続きに従ってお申し付け下さい。
□ 頒価 ¥200円(前金制)
下記本会口座までご入金戴くと共に、本会アドレス(ttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jp)まで「軍問研ニュース「避難文民を輸送する軍艦・軍用機は軍事目標―海自隊内誌『波涛』記事が指摘」注文」とお申し付け下さい。
お振込み確認後、ニュース全文をメールにて送付致します。
□ 領収証
発行しませんのでご注意下さい。
ただし本誌又は本会ニュースのバックナンバーを合わせて¥500円以上をご購入の場合は、お申し付け戴ければ発行致します。
(振込先:郵便振替)
【郵便局でのお振込みの場合】
口座番号:00110-1-44399
加入者名:軍事問題研究会
【銀行またはインターネット・バンキングでのお振込みの場合】
銀行名:ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:019
預金種目:当座
店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店)
口座番号:0044399
加入者名:軍事問題研究会
Comments