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  • 軍事問題研究会編集

海自HPでは隠されていた「海上自衛隊戦略指針」の素顔

『軍事民論』第728号(2024年1月31日)…8頁

 情報公開請求で明らかになった

 海自HPでは隠されていた「海上自衛隊戦略指針」の素顔


 海上自衛隊ホームページに「海上自衛隊戦略指針」が掲載されているのをご存じだろうか。

 海自HPのトップページからはそのWebページの存在に気付き難いが、Webページでは同指針を「日本国民の生命・身体・財産、そして領土・領海・領空を守り抜くために、我々が取り組むべき努力の方向性を明確にしたもの」としており、極めて重要な文書なのである。

 しかしHPに掲載されたこの指針は対外公表版であり、これとは別に部内版が存在するのである。そして部内版は、対外公表版より内容が詳細である。例えば部内版では、同指針の制定理由を以下の通り説明している。

 現在、我が国を取り巻く国際環境は、これまで以上に速いスピードで厳しさと不確実性を増している。こうした情勢を受けて、平成25年には「国家安全保障戦略」が、平成30年には「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱」

が策定された。これらの指針を受けて海上自衛隊は、真に実効的な防衛力として、更なる能力と活動を追求していく。この「海上自衛隊戦略指針」は、その取組の方向性を示すために作成したものである。

 今この瞬間も、海上自衛隊は、国内外の様々な場所で、多種多様な任務に取り組んでいる。それぞれの配置における各隊員の努力が、我が国の安全保障政策にどのように寄与しているのか、また、何を期待されているのか。さらには、変わりゆく情勢の中で、その取組の方向性はどこに向けられるべきなのか。

 本指針は、将来にわたり精強な海上自衛隊であるたにその方針を広く隊員と共有するものである。

 隊員一人一人が海上自衛隊の顔として、また、全ての隊員が一丸となって国民の負託に十分に応えられるよう、本戦略指針の下で、ともに歩んでいきたい。

 しかも内容が詳細なだけではなく、部内版の記述内容には対外公表版とは大きな違いがある。例えば部内版では「戦い」との表現が対外公表版では「対応」とソフトな表現に改められている。対外公表版は部内版を「改竄」したものと言って良い。

 本号ではその両者を対比表としてまとめた。読者は、対外公表版では分からない同指針の素顔を知ることできよう。


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