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台湾有事に備え南西島嶼に3週間以上の継戦態勢を―陸幕防衛課編成班長の提言―

 陸上幕僚監部防衛部防衛課編成班長(1等陸佐)が、中国の台湾侵攻に備えて、南西島嶼に3週間以上の継戦態勢を構築することを提言する研究論文をまとめていたことが明らかになった。

 同論文は、第85期幹部高級課程の研究論文としてまとめられたもの。

 同論文は、2023年1月に米国戦略国際問題研究所(CSIS)が公表した中国の台湾侵攻シミュレーションの結果を基に、「中国の侵攻企図を放棄させるためには、日米共同で3週間以上継戦できるだけの平素からの兵站準備が必要」(論文10頁。以下同じ)と見積もる。

 その上で、南西島嶼部の環境では、単線的・固定的な兵站組織では中国軍の精密誘導兵器やドローン等によって即座に破壊・遮断を被ることが予期される。そのため、島嶼の地形・地積・植生も考慮した上で、努めて小規模かつ柔軟に構成可能な、偵知されづらい独立性を保持した兵站組織構成が必要になる。それには、平素から兵站支援に活用し得る施設・用地の調査・連絡調整を行い、島内のあらゆる民間の補給施設、倉庫、地下施設、必要に応じては、現地における自然地形等、活用可能なあらゆる地点を努めて多く見積もり、兵站的独立性を高めるための事前集積等を先行的に進めることが必要であるという(12~13頁)

【論文が提言する兵站態勢】


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