top of page
  • 軍事問題研究会編集

ニュース短信:陸自ヘリ事故の原因は空間識失調か?

更新日:2023年4月10日

 沖縄県の宮古島付近で6日に10人が搭乗した陸上自衛隊UH60JAヘリコプターが行方不明となった事故(https://news.yahoo.co.jp/articles/395c94e6720e3a94783346990ce7ceafd41cbbb5)。仮に操縦ミスが原因であれば、主因として空間識失調が考えられる。

 空間識失調とは、操縦者が自分又は操縦している航空機の姿勢、位置、運動状態(方向、速度、回転)などを客観的に把握できなくなった状態を指す。空間識失調を原因とする航空機事故は数多く報告されている。

 空間識失調には、パイロットが認識しているタイプと認識していないタイプに分類され、ヘリの場合は後者が多いという。

 空間識失調に関する本会所蔵資料として以下のものがあるので紹介する。


(資料番号:17.10.19-1)「空間識失調[視覚錯覚]について」『PILOT』2002年No.2…5頁

(資料番号:17.10.19-2)「空間識失調 その2」『PILOT』2002年No.3…4頁

(資料番号:19.10.4-1)「特集:空間識失調」『飛行と安全』(空自航空安全管理隊)2018年10月号掲載…12頁

(資料番号:21.1.4-1)「空間識失調への認識」『飛行と安全』(航空自衛隊航空安全管理隊)2020年1月号掲載…6頁


 以上抜粋(PDFファイル)が、以下のURLからダウンロードできます。パスワードは本会アドレス(ttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jp)まで「パスワード希望」とお申し付け下さい。


【関連ニュース】

スイッチの入れ間違いで墜落寸前―陸自航空安全関連部内記事からここをクリック

閲覧数:82回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ニュースの背景:特定秘漏洩事件が海自OBに与えた影響

2022年12月26日、海上自衛隊情報業務群1司令(1等海佐)が元自衛艦隊司令官に対して特定秘密を漏らした事案について、防衛省が調査結果とその処分を公表。 その後、再発防止策として以下の措置が講じられた。 ① 情報部署の職員はOBに対するブリーフィングを禁止。 ② 情報部署以外の職員も、OBに対しブリーフィングをする場合、事前許可及び実施結果を報告。 こうした処置に対して、防衛省から情報が取れなく

記事: Blog2_Post
bottom of page