陸海空「平成の名将」が集結(本書帯のキャッチフレーズ)して、我が国の安全保障問題を縦横無尽に語っているのが、「自衛隊最高幹部が語る令和の国防」(新潮新書)である。
同書の中で武居 智久 元海幕長(元海将)が、統幕長は憲法に忠誠を誓っていないというトンデモ発言をしているので紹介したい。
アメリカと違って、日本の法制度では統幕長が日本国憲法に忠誠を誓ってはいませ ん。自衛官は特別職とはいえ行政府の一員であり、任官するときには自衛隊法に基づいて服務の宣誓を行っていますから、忠誠を誓う対象は行き着くところ自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣です。(同書***~***頁)(注)
どうやら元海幕長は、任官の際の「服務の宣誓」をすっかり忘れてしまったらしい。
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