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基地司令が地元対策で攻略すべきは地元の議員・商工会・メディア

軍事問題研究会編集

 自衛隊基地のうち戦闘機の騒音をまき散らす航空基地は、自衛隊を容認する周辺住民であっても反感を買う存在である。

 こうした住民の反感をいかに和らげ、「理解」を得るか。その対処方法について新田原基地司令を務めた現職の空将補が、その体験を空自隊内誌『鵬友』に寄稿している。

 対処方法の中で採られた1つが、「影響力の大きい中心組織や人物をターゲット」(掲載誌4頁。以下同じ)にすることで、このうち地元の自治体議員・商工会・メディアに積極的にアプローチした体験を述べている。

 自治体(地方)議員は、「地方政策への影響力に加えて、自治体や首長に圧力をかける立場にある」(13頁)ことから、「ゴルフや会食等の趣味に応じて会合する場を設けたり、事務所に直接訪問して話をしたりすることにより良い関係を構築するように努め」(14頁)たという。


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