「在日米軍データブック」(2024-25年)

　地位協定により米軍が使用している自衛隊施設は、その逆に自衛隊が使用する米軍施設は？

　全国にある在日米軍施設の所在地や面積の一覧は？

　地方防衛局に寄せられる米軍機の苦情は年間何件か？

　米軍事故の公務上・公務外別の年間件数？

　在日米軍に関する上記の疑問を知ろうと思っても、市販の刊行物からまとまったデータを見つけることは困難です。

　しかしそうしたデータが網羅されているのが、衆･参予算委員会の審議に資するため、野党各党の照会項目に応じて各省庁が回答及び関連資料をまとめた「予算委員会要求資料」(予算委資料)です。極めて貴重な情報の宝庫と言えるものですが、存在があまり知られていないせいか研究･取材活動に利用されている形跡がありません(部外では国立国会図書館議会官庁資料室でしか閲覧できません)。

　この度本会は、情報公開法により、防衛省及び外務省が今年提出した予算委資料の全てをPDFファイルで開示を受け、その中から公刊資料には掲載されていない資料性の高いものを抜粋して1枚のCDに収録しました(サンプルとして過去の抜粋〔PDFファイル〕がここをクリックするとダウンロードできます)。

　頒布価格：本会会員￥1,000円/会員外￥3,000円(送料込み)

　　　　　　 ○10月1日(火)までのお振り込みに限り、￥2,000円と致します。

＊　お申し付け戴ければ、領収証を発行致します。

【目次･概要】

１．組織･予算

1-①「在日米軍駐留経費の日本側負担総額の推移」…10p

【概要】在日米軍駐留経費の合計額と以下の内訳の推移(2015～2024年度予算額)。

(1) 提供施設の整備。

(2) 基地従業員対策等。

(3) 特別協定(いわゆる「思いやり予算」)。

1-②「提供施設整備」…4p

【概要】日本側が提供する在日米軍施設整備に関する以下の一覧。

(1) 施設名･整備内容･歳出予算額の一覧(2024年度)。

(2) 基地別提供施設整備の実績(施設別ごとの整備項目と1979～2023年度までの歳出予算額の合計)。

1-③「(省庁別)在日米軍駐留関係負担経費」…2p

【概要】省庁(防衛省、総務省、厚労省)別の在日米軍駐留関係負担経費の推移(2019～2023年度)。

1-④「在日米軍基地対策費の推移」…1p

【概要】在日米軍基地対策費(騒音防止事業、周辺整備調整交付金、施設周辺の補償等の合計)の推移(2022～2024年度)。

1-⑤「米軍再編関係経費」…3p

【概要】米軍再編関係経費の総額及び事業(地元負担軽減に資する措置、地元負担軽減関連施設整備等、抑止力の維持等に資する措置)ごとの予算額(2006～2024年度)。

1-⑥「高速道路利用料負担額」…1p

【概要】在日米軍車両による高速道路利用料の日本側負担額の推移(2013～2022年度)。

1-⑦「光熱水道料等料金実績額」…1p

【概要】在日米軍による電気、ガス、水道、下水道及び暖房用等燃料ごとの日本側負担額(2022年度)。

1-⑧「日米合同委員会組織図」…1p

【概要】同委員会を構成する分科委員会、部会それぞれの日本側代表者の官職が明記(2023年9月現在)。なお本資料は外務省HPに掲載されていたものなので出典の明記はない。

2．基地･施設

2-①「在日米軍施設･区域一覧」…4p

【概要】施設･区域名、所在地、土地面積(千㎡)、主な用途、提供開始年月日の一覧(2024年1月1日現在)。

2-②「日米共同使用施設･区域一覧」…8p

【概要】日米地位協定第2条第4項(a)により自衛隊が使用する米軍施設･区域、同じく同項(b)により米軍が使用する自衛隊施設･区域についての以下の一覧(2023年1月1日現在)。

(1) 施設･区域名。

(2) 所在地。

(3) 提供面積(千㎡)。

(4) 使用目的･条件。

(5) 共同使用開始年月日。

2-③「在日米軍施設･区域の推移」…3p

【概要】1952～2024年までの1年ごとの在日米施設･区域の全国の件数と合計土地面積(千㎡)、及び2024年1月1日現在の都道府県別の件数と合計土地面積(千㎡)の一覧。

2-④「米軍提供空域」…5p

【概要】日米地位協定等により米軍に提供されている空域について以下の一覧(2024年1月1日現在)。

(1) 訓練空域図。

(2) 名称、区域、使用目的、使用条件(時間、高度)、提供年月日、地位協定上の根拠。

2-⑤「米軍提供水域」…8p

【概要】日米地位協定等により米軍に提供されている水域について以下の一覧(2024年1月1日現在)。

(1) 名称、区域、使用目的及び条件、提供年月日、地位協定上の根拠。

(2) 提供水域図。

2-⑥「在日米軍施設･区域の返還状況」…9p

【概要】施設･区域名、内容(全部or一部返還)、返還年月日、返還面積(千㎡)の一覧(1972年4月～2024年1月1日現在)。

2-⑦「沖縄米軍基地契約拒否者数」…1p

【概要】沖縄米軍基地の土地所有者数、及び賃貸契約者数と契約拒否者数(2024年1月1日現在)。

2-⑧「辺野古新基地建設において既に投入した土砂の総量」…1p

【概要】2024年1月末時点での埋立土量。

3．米軍事件･事故

3-①「米軍の事故」…1p

【概要】米軍の事故を公務上、公務外に区分して、それぞれの件数･死亡者数･賠償金額(公務上のみ)の一覧(2018～2022年度)。

3-②「米軍機の事故により生じた被害」…1p

【概要】米軍機の事故に関する以下の一覧(2018年4月1日～2023年3月31日)。

(1) 発生年月日及び発生場所。

(2) 所属基地、所属部隊名。

(3) 事故の概要。

(4) 住民等の被害内容。

3-③「米軍機の低空飛行訓練等に対する地方議会の意見書等」…4p

【概要】米軍機の低空飛行訓練等に対して、(1)地方自治法第99条に基づく意見書を提出した地方議会 (2)その他の陳情等の文書を提出した地方自治体･地方議会等の一覧(2018年4月1日～2023年3月31日)。

3-④「米軍機苦情件数」…4p

【概要】米軍機の飛行による被害の一覧、及び全国の地方防衛局毎に米軍機の飛行に係る苦情を受け付けた月別の件数(2018年4月1日～2023年3月31日)。

3-⑤「日本周辺での米軍オスプレイの事故等について」…3p

【概要】米軍オスプレイ機の事故等について(1)墜落(2)部品落下及び物件投棄、(3)部品等の遺失(4)民間地域への予防着陸(5)その他に分類して、発生年月日･発生場所･所属基地等･事故の概要を一覧としたもの(2023年11月29日現在)。

　なお本資料は、防衛省が自由民主党安全保障調査会に説明資料として提出したものの抜粋。

4．訓練

4-①「訓練移転費負担」…1p

【概要】在日米軍による以下の訓練の移転にかかる日本側負担額の一覧(負担開始年度～2022年度)。

(1) 空母艦載機着陸訓練の硫黄島への移転。

(2) 沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土への移転。

(3) パラシュート降下訓練の伊江島補助飛行場への移転。

(4) 米軍再編に係る航空機訓練移転。

4-②「夜間発着訓練実施状況」…1p

【概要】在日米軍の夜間離発着訓練(NLP:Night Landing Practice)の実施状況一覧(基地別に年間訓練日数･回数、主な機種。2014～2023年度)。

4-③「県道104号線越え実弾射撃訓練の本土移転」…8p

【概要】キャンプ･ハンセンにおける米海兵隊の沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土への移転実施に関する以下の一覧。

(1) 移転先演習場ごとの訓練日数、発射弾数、訓練実施部隊の規模･人員･砲数･車両数、夜間訓練日数(1997～2023年度)。

(2) 「移転･実施」に関わる日本側の協力内容。

(3) 各演習場の施設整備状況とそれぞれの経費(1997～2024年度)。

5．日米地位協定

5-①「原子力艦船寄港実績」…2p

【概要】寄港した米軍原子力艦船の艦名、寄港地、入港及び出港日の一覧(2023年1～12月)。原子力規制庁の委託により公益財団法人日本分析センターが運営･管理する「日本の環境放射能と放射線」HPに掲載されたデータからの抜粋。

5-②「米軍艦船による民間港湾使用負担」…4p

【概要】米軍艦船による民間港湾使用に伴う日本側負担(港湾名･艦船名･使用期間･損失補償実績額･補償内容)の一覧(2018～2022年度)。

5-③「日米地位協定運用の改善例」…2p

【概要】1995年10月以降の日米地位協定の運用の改善例を年表化したもの。

5-④「日米同盟の抑止力･対処力向上のための在日米軍の訓練の実施について」…4頁

【概要】オスプレイの飛行訓練高度について、これまでより低いおよそ60～150mで日米が合意したことを知らせる防衛省プレスリリース全文(2023年7月7日)。

以 上

　なお 1-⑧と 5-④を除き、いずれも出典が分かるように、最終ページに出典の表紙を付けております。

□ 購入方法

　下記本会口座までご入金戴くと共に、本会アドレス(ttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jp)まで送付先住所を添えて「「在日米軍データブック」(2024-25年)注文」とお申し付け下さい。

　お振込み確認後、CDを郵送致します。

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　CDに同封致しますので、ご注文時に宛先･日付･但書をご指定下さい(CD発送後ですと領収証発行に応じられませんのでご注意下さい)。

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