防衛省部内資料から見た「水上艦隊(仮称)」の全貌
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『軍事民論』第766号(2025年10月3日発行)・・・9頁
防衛省部内資料から見た「水上艦隊(仮称)」の全貌
護衛艦や掃海艦などの水上艦艇部隊を一元的に指揮監督する体制を整備するため今年度中に自衛艦隊が大改編される。これに伴い「水上艦隊(仮称)」が新編される。
同艦隊は、今後10年間で水上艦艇部隊(護衛艦部隊・掃海艦艇部隊)を6個群(21個隊)にするという「防衛力整備計画」(2022年12月16日 閣議決定)に沿ったものとメディア等では解説されているが、その新編自体は一般国民にとっては「寝耳に水」とも言えるものであった。なぜなら最初に防衛省が同艦隊の新編を公にしたのは、昨年12月に同省が公表した「令和7年度予算案の概要」の中で小さく紹介されただけであったからだ。しかもこれだけ大規模な改編であるにもかかわらず今なお防衛省の報道発表はなく、マスコミの扱いも小さいため、多くの国民は海上自衛隊の大規模な改編に気付いていないはずだ。
しかも防衛省は新編された同艦隊の編成図を紹介するのみでまともな情報公開を行っていない。
そこで本号では、部内資料「防衛省設置法等の一部を改正する法律案(令和7年度予算関連法案)基本想定(令和7年1月17日現在)」から同艦隊に関する説明事項を抜粋・紹介する。
同資料からは、メディアが知らない(報じていない)事実や問題点が分かる。頁の関係上ここでは以下の事項(順不同)にとどめたい。
① 今回の新編は「防衛力整備計画」に沿ったものではない。
② 各水上戦群の下には「***」(本誌を参照されたい)が3個置かれる。
③ 今回の新編が米海軍の分散海上作戦(DMO)構想に沿った運用を狙っている。
④ 「水陸両用戦機雷戦群(仮称)」の下には1個の「****戦隊」、7個の「**戦隊」(いずれも本誌を参照されたい)が置かれる。
⑥ 水陸両用作戦は1ヵ所のみで行われる。
以 上
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