ペンタゴン高官は、8月5日、バイデン大統領は将来的には核の「唯一目的」(Sole Purpose)政策への移行を望んでいるが、同政権下で見直された「核態勢見直し」(NPR: Nuclear Posture Review)では従来通りの政策であることを明らかにした。
NPRとは、国防長官が策定する、米国の核に関する政策・戦略・能力・戦力態勢を定めた報告書である。バイデン政権において見直しが行われ、今年3月28日に議会に秘密版が提出されている(「Fact Sheet: 2022 Nuclear Posture Review and Missile Defense Review」)。
「唯一目的」政策とは、米国が核兵器を保有する理由についての説明である。
「先制不使用」(No First Use)政策が核兵器の運用に関する明示的な事前の誓約であるのに対して、「唯一目的」政策は米政府がその使用に必然的な制約を課されない。「唯一目的」は、核兵器を保有する理由についての声明に過ぎない。
詳しくは、以下のニュースを参照されたい。
‘Sole Purpose‘ Policy Didn’t Make It Into Nuclear Posture Review, but Biden Wants It in the Future
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