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  • 軍事問題研究会編集

新刊:「安保3文書関連資料集」

更新日:2022年9月13日

 いわゆる安保3文書―国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画―の改定が今年末にも予定されております。

 これまで本会が情報公開請求等で集めた資料から、この問題を考える上で参考になる関連資料(合計621頁)をPDFファイルで1枚のCD-Rにまとめましたので、ご案内申し上げます。

 目次及びその概要は以下の通りです。なお一部のタイトルは、クリックすると資料抜粋がダウンロードできます。


1.国家安全保障戦略

1-①「国家安全保障戦略について」(2013年12月17日 国家安全保障会議決定 閣議決定)・・・33p 

 【概要】現行の国家安全保障戦略の全文。

1-②「内閣官房長官談話」(2013年12月17日)…2p

 【概要】国家安全保障戦略の閣議決定を受けて発出された談話。

1-③「『国家安全保障戦略』の現時点での評価について」(2018年12月18日 内閣官房)…5p

 【概要】同戦略が概ね10年程度の期間を念頭に置いていることから中間的な自己評価。

1-④「新たな国家安全保障戦略等の策定に関する有識者との意見交換(議論の要旨)」【2022年9月1日発表】…47p

 【概要】国家安全保障戦略等の改定に向けて、政府外の有識者から聴取した意見をまとめたもの。聴取に際して政府から述べた問題意識についても併せて記載。

1-⑤「国家安全保障戦略等について」(内閣官房国家安全保障局 内閣審議官 陸将補 吉田 圭秀 2017年4月19日)…31p

【概要】第73期幹部高級課程での講義資料。全面不開示(墨消し)が3頁あり。


2.防衛計画の大綱

2-①「平成31年度以降に係る防衛計画の大綱について」(2018年12月18日 国家安全保障会議決定 閣議決定)・・・31p

 【概要】現行の防衛計画の大綱の全文。

 【概要】内閣法制局への説明に当たってまとめられた関連資料集。全面不開示(墨消し)が4頁あり。

2-③「『平成31年度以降に係る防衛計画の大綱』関連想定」(2018/12/25/1100 内閣官房国家安全保障局)・・・104p

 【概要】現行の防衛計画の大綱の逐条解説。


3.敵基地攻撃

3-①「弾道ミサイル防衛の迅速かつ抜本的な強化に関する提言」(2017年3月30日 自由民主党政務調査会)・・・1p

 【概要】敵基地攻撃能力の保有を唱えた自民党のおそらく最初の提言。

3-②「新たな防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画の策定に向けた提言~『多次元横断(クロス・ドメイン)防衛構想」の実現に向けて~」(2018年5月29日 自由民主党政務調査会)…11p

 【概要】「敵基地攻撃能力」に代えて「敵基地反撃能力」という用語を初めて使用。

3-③「国民を守るための抑止力向上に関する提言」(2020年8月4日 自由民主党政務調査会)・・・3p

 【概要】イージス・アショア配備計画の撤回を受けて敵基地攻撃能力の取得を促す提言。

 【概要】自民党提言(資料3-①)に関して防衛省がまとめた想定問答。

3-⑤「新たなミサイル防衛システムの整備等及びスタンド・オフ防衛能力の強化について」(2020年12月18日 国家安全保障会議決定 閣議決定)…1頁

 【概要】イージス・アショア配備撤回を受けて、新たな強化策を定めた閣議決定。

3-⑥「『敵基地反撃能力』について」(2019年12月 防衛省)…8p

 【概要】敵基地反撃能力について、①法理上の議論②日米の役割分担③これまでの議論  をまとめたもの。また別紙としてスタンドオフミサイル導入時の説明資料(右図がその抜粋)が添えられている。


3-⑦「令和3年度政策評価書(事前の事業評価)/事業名:12式地対艦誘導弾能力向上型(地発型・艦発型・空発型)」(評価実施時期:2021年8月)…5p

 【概要】政策評価書とは、その結果を政策の見直しや新しい政策の企画・立案に役立てるために各府省が行う政策効果の測定・分析。この評価書は、現在の百数十㎞から1000㎞程度に射程を伸ばすことが計画されている12式地対艦誘導弾能力向上型を対象としたもの。本文中に「着上陸侵攻事態(本土及び島嶼)に際して、(中略)洋上の敵艦艇等を撃破する」とあることから、攻撃目標が対艦に限らず、対地攻撃も目指していることがうかがわれる。


4-①「弾道ミサイル防衛能力の抜本的向上について」(2017年12月19日 国家安全保障会議決定 閣議決定)…1p

 【概要】陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)の導入を決定した閣議決定。

4-②「イージス・アショアに係る経緯について」(2020年9月4日 防衛省) …16p

 【概要】イージス・アショアの配備決定からその撤回の正式決定(2020年6月25日)に至るまでの経緯に関する検証報告。

4-③「イージス・アショア代替案根回し想定」(2020年9月25日)…62p

 【概要】イージス・アショア配備撤回を受けて、その代替案の根回し(おそらく相手は国会議員)に際しての想定問答。

 【概要】岸 防衛相が2020年11月17日の記者会見で、イージス・アショア代替策に関し、民間企業2社から中間報告を受けたことを明らかにした(イージス・アショア代替策で企業から中間報告)ことを受けて、防衛省が中間報告に関してまとめた想定問答。

4-⑤「イージス・アショアの代替案について(『あるべき方策』と今後検討が必要になる事項)」(2020年12月9日 防衛省)…6p

 【概要】代替案の説明資料と思われる。ヒゲの隊長こと佐藤 正久 参議院議員(自民党国防議連事務局長)がツイートで公開した【陸上イージス代替、業者見積中間報告】と同じ表が掲載されている。

 【概要】イージス・アショア代替案に言及した「総理大臣の談話」(2020年9月11日)で、「今年末までに、あるべき方策を示し」とあったことから、防衛省がまとめた「あるべき方策」に関する想定問答。

 【概要】イージス・アショアの代替策に関して民間企業2社から受けた中間報告の概要をまとめたもの。

以 上 


頒布価格:本会会員 ¥2,000円

その他 ¥4,000円 ○10月30日(金)までのお振り込みに限り¥3,000円

* お申し付け戴ければ、請求書及び領収証を発行致します。



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