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  • 軍事問題研究会編集

ニュース:航空自衛隊幹部学校が分析したロシア軍の最新動向

 航空自衛隊幹部学校(空幹校)航空研究センターが、ロシアの軍事戦略及び軍事力の動向をまとめて部内向けに配布した資料(20頁)が、情報公開請求により防衛省から開示されたので、その抜粋を紹介したい。

 その資料が、「研究メモ(3-13)ロシア軍の軍事戦略及び軍事力整備の動向」(2021年10月28日 航空研究センター)だ。

 研究メモとは、2014年8月に空幹校に航空研究センターが新編されたのに伴い、研究成果の一端を部内向けに発信するためにまとめられたものである。

 同メモでは、①西側諸国が「露封じ込め政策」を取っている②ハイブリッド戦争が将来戦の中心となる中で同戦争を仕掛けているのは西側諸国である、と露が認識していると分析しており、ウクライナ侵略を引き起こした露国の「動機」を知る上で大変参考になる。

 また『令和4年版防衛白書』では言及されていない新たな戦略抑止概念である「非核抑止」についても詳細な分析が加えられている。

〈小見出し〉

1 軍事戦略の動向

(1) 露の戦略環境

(2) 露軍の軍事戦略の動向

ア ハイブリッド戦争

イ 露軍の戦略(非核抑止の概念)

2 露軍軍事力整備の動向

(1) 軍事力整備に関する国家の取り組み

(2) 近年の軍事力整備の動向

ア 新型戦略兵器による非核抑止措置 の強化

イ ハイテク兵器の開発・装備に係る動向

(ア) AI技術導入に向けた取り組み

(イ) UAVの開発・装備に係る動向

a 偵察・武装UAVの開発

b 戦闘機とUAVの連携技術の開発

おわりに


□ 頒価 ¥200円(前金制)

 下記本会口座までご入金戴くと共に、本会アドレス(ttn5rhg28d@mx2.ttcn.ne.jp)まで「軍問研ニュース8月3日配信希望」とお申し付け下さい(ニュースの送付はご入金確認後となります)

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